About

古川電機について

古川電機の紹介

電力は仕事や生活のあらゆる場面で使われている、現代になくてはならない重要なエネルギーです。このエネルギーを安全に、そして効率よく供給するために、電力の発生から供給の過程で古川電機の様々な製品や技術が活かされています。高い品質と性能が求められる中、地道な努力を積み重ね、そこに留まることなく技術開発を進めてきました。その技術力を活かし、お客様のニーズに応えるため、試作品から小ロット、オーダーメイドの多種多様な製品づくりを行っています。

古川電機の紹介

配電機器

配電線接続用の電力向各種コネクターを主力とし、永年の豊富な経験と技術力でユーザーから高い信頼を得ています。

変電機器

電力仕様の線路開閉器やキュービクルなど、発電所や変電所における電力の効率化と安定供給を支えています。

鉄道・工場設備機器

断路器や盤を中心に、試作品やオーダーメイドなど、高い技術力で多種多様なニーズにお応えしています。

古川電機のあゆみ

創業以来、時代とともに発展し成長し続ける古川電機製作所。当時の画像を交えて、わたしたちのあゆみをご紹介します。

昭和8年 (1933) 3月

古川電機製作所の創業者、古川栄一(前会長)は、名古屋市千種区都通で家屋を借り、改造して工場を設立しました。これが古川電機製作所の始まりです。そして当社の創業80年の歴史は、特許・実用新案特許の取得利用により存在したといっても過言ではありません。その第一号となる記念すべき登録証です。

創業から4~5年を経過

ようやく客先も安定し、多忙を極めるようになってきました。従業員も30人ほどに増えて都通の工場では手狭となったため、昭和14年5月、千種本町(現・千種区吹上)に移転し、操業を開始しました。土地、建物ともに約5倍の規模に広がり、生産能力が増強しました。

昭和16年(1941) 12月

太平洋戦争が始まりました。空襲から社員・工場を守るため、創業者の出生地である岐阜に工場を疎開移転しました。昭和20年(1945)8月、日本は終戦を迎えましたが、敗戦による混乱の中で企業に課せられた責務は、いかに早く立ち直って順調な生産・販売活動を再開するかということでした。そこで生産の拠点を再び名古屋に求めるのは当然の成り行きでした。将来性のある便利な土地を探していたところ、創業の地(千種区都通)の近く、若竹町に1,000坪(約3,300㎡)の土地が見つかり、新たに名古屋工場が発足しました。

終戦後

終戦後の復興期になると断路器の需要が旺盛になったため、昭和22年(1947)頃、碍子型開閉器を参考に断路器の製造を始めました。昭和23年頃、中部配電(株)は3kV高圧配電線の区分開閉器として柱上型断路器を大量に使用していました。当社は、その受注に向け努力を重ねましたが、従来の一般向け断路器より高度な技術が求められ、開発には多くの困難が伴いました。幾多の苦労の末、中部配電(株)の受入試験に合格し、昭和30年頃まで大量に納入しました。中部配電(株)に継続的に大量納入できた製品の第一号になります。

昭和23年(1948)頃

電力の円滑な供給には、電線の確実な接続が不可欠です。従来の接続工法には多くの熟練技能者も必要でした。しかし、その数は極めて少なく、教育養成に長い年月を要したため補充も困難でした。中部配電(株)はこの問題を解決するため、昭和23年(1948)頃、配電用コネクター(三角型)を採用します。その全量を当社が受注しました。これが、約60年を経た現在まで当社の主要商品として続いている配電用コネクターのさきがけです。そして需要増加に伴い配電関係者から改良意見が出され、昭和28年頃、新型分岐コネクターを考案しました。これが当社設計による配電用コネクターの第一号です。

昭和32年(1957)

創立25周年を迎えることができました。このころ、わが国は飛躍的な経済発展を遂げ、中部電力(株)の供給区域においても、電力の供給が需要に追いつかず、恒久的に供給が不足するのではとの懸念がもたれるような状況でした。このため同社は、資金の続く限り新規設備の建設、改良を実施し、その関連用品の需要が増加、順調に受注を伸ばしました。

昭和35年(1960)の稼働以来

岐阜工場からH型コネクター、名古屋工場から変電用品等の主力製品の生産を春日井工場へ移し、春日井工場は主力工場としての体制を整えてきました。昭和40年3月には、名古屋工場の生産設備をすべて春日井工場に移し、生産拠点は春日井工場と岐阜工場になりました。名古屋工場は、営業部、経理課、出荷倉庫を残すのみとなりました。

昭和39年(1964)

社内の製品開発で短時間大電流試験に用いる短絡発電機用に、中部電力(株)岩倉変電所で使用されていた調相機を譲り受け、春日井工場に移設しました。この設備の誘導電動機は3,300Vで回す仕様であったため、コイル端子の切り替えで、3,300Vと6,600Vの両用となるように当社で巻き直しました。

昭和58年(1983)3月15日

春日井市ホテルロイヤルにおいて創業50周年記念式典と永年勤続者表彰式を執り行いました。式典では古川栄一の社長退任と、後任として古川裕一専務が代表取締社長に就任する人事も表明しました。古川裕一新社長はあいさつに立ち「企業経営に携わる者として、企業を発展させ、皆さんの生活を守り、社会にいささかなりとも貢献することが私どもの使命であります。本日お集まりの皆さん共々、創業の精神に立ち返り、誠心誠意たゆまぬ努力を続けて行きたいと考えております」と決意を述べました。

平成16年(2004)

古川裕一社長が会長に、古川忠始専務が社長に就任しました。古川忠始新社長は就任時のあいさつで「業務の見える化」「もっとプロになる」「仕事を楽しく」という方針を従業員に示し、みんなで力を合わせ、具体化させていく重要性を述べました。さらに安いだけの商品を取引先に供給するのではなく、技術・ノウハウ・サービスを高めた付加価値を創造することが大切であり、それが強い信頼関係を作り、楽しく仕事をすることにつながると力強く呼びかけました。平成20年(2008)3月、当社は創業75周年を迎えることができました。3月7日、「創立75周年記念祝賀会」が名古屋マリオットアソシアホテルで行われ、それまでの歩みを振り返り、次への飛躍を誓い合いました。

品質へのこだわり

ISO9001から
JISQ9005へ

JISQ9005

国際的に認知された日本発の
品質マネジメントシステムモデル

古川電機製作所では2010年10月、「品質マネジメントシステムISO9001」から、「品質マネジメントシステムJISQ9005」へとステップアップしました。
急速な社会の変化に伴い高い品質と性能が求められる中、お客様からの信頼に応えるため、我々は日々成長していかなければなりません。製品・サービスの質を改善するための手段とプロセス管理、業務効率化を経て更なるステージへ。
全てはお客様に安心して製品をお使いいただけるように…

試作品や、
複雑な銅鍛造製品に対応

銅合金の冷間鍛造・プレス加工・切削など、永年にわたる銅加工技術のノウハウを活かし、少量試作や加工検討などを通したサービスを提供しております。
金型を自社製作しているため、試作検討の際もきめ細かく、スピーディーな対応が可能です。

深穴加工

深穴加工

様々な形状の銅に対して深穴加工が可能です。
Φ12×1000mm程度の深穴を数ヶ所でつなぐこともできます。

冷間鍛造

冷間鍛造

自社で製作した放電加工金型を使用して、小さく複雑な形状部品の製造が可能です。
金型製作と銅の鍛造に、高い技術力を誇っています。

プレス加工

プレス加工

一般加工から難加工まで、少量試作でも大量生産でも、効率よく加工します。
特に、順送型および絞り型を得意としています。

冷間鍛造加工可能サイズ・材質・精度一覧

項目/材質 アルミ合金 銅合金 ステンレス
最大径(mm) Φ80 Φ90 Φ90 Φ90
最大高(mm) 75
加工可能精度 ±0.1mm ±0.2mm ±0.15mm
一般許容交差 ±0.25mm
抜勾配 30´~3° 1°~3° 30´~3°
最小肉厚 3mm 2.5mm
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